報徳学園の大角健二監督＝兵庫県西宮市で2024年2月2日、梅田麻衣子撮影

　第96回選抜高校野球大会は27日、阪神甲子園球場で2回戦があり、報徳学園（兵庫）が常総学院（茨城）に6―1で快勝し、2年連続で準々決勝に進んだ。 【熱戦を写真で】常総学院－報徳学園（2回戦） 　試合後の報徳学園・大角健二監督のコメントは次の通り。 　◇報徳学園・大角健二監督 　（チームの甲子園春夏通算100試合目を勝利）先輩が築き上げた100戦目に対し、花を添えられてよかった。きょうは（先発の）間木は本調子ではなかったが、ゲームを作り、打線もつながりがあって総合的に集中したゲームができた。（準々決勝の相手は大阪桐蔭）去年の秋の近畿大会で負けているので、リベンジを果たしたい。 　（打線はすべて単打の12安打）指示通り、目つけをしっかり忠実に守った。低めのスライダーに手を出さないことと、ちょっとシュート気味に右バッターのインサイド、左バッターのアウトハイのところのボール球に手を出さないこと、その上で球数をしっかり放らせることができたので予定通りの攻撃だった。 　（好投手の今朝丸投手を温存できたのは大きいか）そうですね、今朝丸を温存できたということと、（九回に登板し無安打無失点の）伊藤も大きな戦力として、自信を持って送り込めるピッチングをしてくれたので、投手陣の収穫は大きいですね。 　（2試合連続2桁安打）奇跡的ですね。（今回は）長打がゼロですか。単打で盗塁ができたら、長打以上の値打ちがある。（その理由は）バッテリーが気持ちを切り替えられない。単打でもフォアボールでも、なんでも塁に出ると走られるんじゃないかというプレッシャー、走られた時のダメージ、精神的なストレスは長打よりは単打やフォアボールからの盗塁という方が大きいと思う。9イニング戦うにあたって、精神的なストレスを与えるのは大事。そういう野球ができている。