セレブに人気のクロスカントリービークル「メルデス G クラス(W465)」が日本上陸!ゲレンデヴァーゲンの歴史に迫る
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスが誇る究極のクロスカントリービークルである新型「G クラス(W465)」を発売した。ゲレンデヴァーゲンと呼ばれるクロスカントリービークルはプロフェッショナル向けに1979年にデビュー。
• 1979年の誕生以来変わることのない唯一無二のスタイリング • 細部の最適化による空力特性/静粛性の向上 • 電動化により更なる優れたパフォーマンスと効率性を実現 • 快適性/利便性を高めるMBUXをGクラス初採用 • メルセデスAMG G 63にAMG ACTIVE RIDE CONTROLサスペンションを初採用 • G 450 d、メルセデスAMG G 63共に導入仕様車としてLaunch Editionを設定
世界で最初の4輪駆動車「デンブルク ヴァ-ゲン」完成から今年で117年
1907年、メルセデス・ベンツの前身であるダイムラー社の手によって1台のクロスカントリ-ヴァ-ゲンが製造された。「デンブルク ヴァ-ゲン」と名付けられたこの車両は、当時ドイツの植民地であった南西アフリカ(現在のナミビア)とドイツを結ぶ交通手段として、ドイツ帝国の植民地相に就任して間もないベルンハルト デンブルク総督から発注を受けた世界初の4輪駆動乗用車だった。 設計したのはダイムラー社のゴットリ-ブ ダイムラ-の息子パウル ダイムラ-だった。すでに1903年に完成していた4輪駆動技術を応用し、現在でいうフルタイム4WD機構や4WS機構、砂塵の侵入を防止するシ-ルドタイプのパワ-トレイン等、アフリカの悪路を走破する革新設計が盛り込まれた。 たった1台しか製造されなかった「デンブルク ヴァ-ゲン」は植民地廃止の後、行方不明。となっている。
「Gクラス」のルーツ
1926年ダイムラ-・ベンツ社となって、メルセデスのクロスカントリ-ヴィークルは新たな時代を迎えた。前1軸+後2軸の3アクスル構成を採用した大型乗用車「Gシリーズ」の誕生。中でも、5.4L直列8気筒エンジンを搭載した最終完成型の「G4」は全長5.4m、重量約3.6トンで、舗装路なら時速65~70kmで巡行できる優れた高速走行性も備えていた。現在の「Gクラス」の直接の祖先は、1938年のロンドンモータ-ショ-で「コロニアル&ハンティング ヴィークル」として発表された小型オフローダ-の「G5」である。さまざまなボディタイプが用意され、4WSも採用されたが第2次世界大戦の激化に伴い1941年には生産が打ち切られた。その後、旧Gシリ-ズ思想を継承する新時代の多目的4輪駆動車としてゲレンデヴァーゲン(W460)が登場するのは、さらに40年を経た1979年のことである。
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