唐田えりか「日本カメラ」新連載の背景 芸能活動復帰への布石になるか
今年1月に東出昌大との不倫騒動が芸能ニュースを賑わせ、その後、芸能活動休業状態となっていた唐田えりかが、19日に発売されたカメラ雑誌「日本カメラ」2021年1月号(日本カメラ社)で新連載「mirror」をスタートさせたことが話題を呼んでいる。同誌は70年以上に渡りアマチュア写真家とともに歩んできた伝統のあるカメラ雑誌。唐田はかねてより所属事務所フラームのプロフィール欄で趣味・特技にフィルムカメラをあげている。
フィルム写真を重用の所属事務所
フラームは今年8月にフィルム写真にこだわった公式インスタグラムを開設。現場マネージャーがフィルムで一枚一枚大切に撮るというコンセプトで、これまでにも田中みな実からスタートし、吉瀬美智子、広末涼子、有村架純、戸田恵梨香、松本穂香、小野莉奈らそうそうたる所属タレント・女優たちが登場してきた。その流れの上で、同インタスタグラムは19日に唐田の横顔の写真を掲載するとともに、「日本カメラ1月号 本日発売です! 唐田えりかの新連載始まりました」と告知している。連載第1回目の写真は夕暮れの空を写したもので、本人の文章も添えられたフォトエッセイのスタイルをとっている。 日本カメラは、1948(昭和23)年10月に隔週刊の「アマチュア写真叢書」として創刊。1950(昭和25)年3月に「日本カメラ」へと改題、翌年に月刊化され今日に至る。他の多くの写真雑誌がそうであったように、創刊当初からアマチュア写真家必携の雑誌として親しまれてきた。デジタル写真の時代となり、同誌は今後も特徴として「アマチュア写真家のさらなる指針となるべく、月刊日本カメラはより質の高い情報を今後も提供してまいります」としている。 折からの雑誌不況とカメラ業界の不振もあって今年は「アサヒカメラ」「月刊カメラマン」が相次いで休刊。唐田の登場となれば「日本カメラ」にとっても話題性は抜群だし、アマチュア写真作家としての女優登用は編集方針にも矛盾せず、SNSなどで“エモい”写真がもてはやされる時流にもフィットするだろうが、果たして売り上げにつながるかどうか。東出との一件はいまだ尾を引いている状況でネット上には厳しい声も目立つのが現実だが、唐田もいつまでも活動を休止しているわけにはいかないだろう。芸能活動への本格復帰はいつどのような形になるのか。 (文:志和浩司)