エステバン・オコン、最終戦アブダビGP欠場で一足先にアルピーヌ離脱か。来季昇格ドゥーハンがF1デビューへ
motorsport.comの調べでは、エステバン・オコンは2024年シーズンのF1最終戦アブダビGPを前にアルピーヌのマシンを降りることになる可能性が高いようだ。 【リザルト】F1 2024 カタールGP決勝 仮にアブダビGPを欠場することが正式になった場合、オープニングラップでウイリアムズのフランコ・コラピントやハースのニコ・ヒュルケンベルグと交錯してリタイアとなったカタールGP決勝が、オコンにとってアルピーヌでのラストレースだったということになる。 オコンが早々に離脱した場合、代わりには来季アルピーヌからF1昇格を果たすことが決まっているリザーブドライバーのジャック・ドゥーハンが起用され、一足先にF1デビューを果たすことになると見られる。 オコンはまだルノーと呼ばれていた2020年にチームへ加入。2021年ハンガリーGPでは自身初、現時点では唯一のグランプリ勝利を果たした。 今年はサンパウロGPでの2位表彰台獲得など大きなハイライトもあったが、オコンは特にシーズン後半になったガスリーの後塵を拝すことが大きくなったし続けた。 オコンはモナコGPでチームメイトのピエール・ガスリーと味方同士で接触したこともあってチームとの関係が冷え込み、今年6月の時点でアルピーヌを離脱することが発表された。 アルピーヌはガスリーと互角のパフォーマンスを発揮するようオコンに求めてきた。 実際、ガスリーが予選3番グリッドを獲得したラスベガスGPの週末には、2台の間に明らかな差が生まれており、続くカタールGPの予選でもガスリーがオコンを大きく上回った。確かにガスリーは新しいショートノーズ型のフロントウイングを使用していたが、明らかなスペック差はないと考えられている。 そのため、チームはオコンをアブダビGPでシートから降ろし、2025年に向けてドゥーハンのF1デビューを前倒しすることを“可能性”として検討しているようだ。 なおオコンは、シーズン終了後のアブダビテストに移籍先のハースから参加する予定だ。
Jake Boxall-Legge