Canvaのテンプレで簡単&オシャレに! センスに頼らない“伝わるデザイン”の基本
1. フォントを揃える
■ 使うフォントは1つに揃える
まず、1ドキュメントで使うフォントは1つに絞ること。Canvaにはたくさんのフォントが用意されており、「ついつい嬉しくてたくさんのフォントを使ってしまう」という人も多い。しかし、あれこれ使うのではなく1種類に揃えることで、信頼感のある雰囲気が出る。
上図の例を見るとわかりやすいだろう。左は4つのバラバラなフォントを指定しているが、右は「Zen Maru Gothic」の1種類に絞っており、見やすく誠実そうな広告になっている。
ビジネスの広告や宣伝で最も重要なのは、「信用度」や「信頼性」だ。フォントもきちんとして見えるものを選ぶべきだと山本氏は語る。迷ったときは、以下の6つから選ぶことをお勧めしている。 ・Noto Sans JP ・Zen Maru Gothic ・Zen 角ゴシックNEW ・源泉丸ゴシック ・源暎ゴシック ・つなぎゴシック ■ フォントサイズは「大・中・小」の3種類に絞る
次に、文字サイズを揃えることだ。デザインに不慣れな人は、文字を感覚的にドラッグし、大きくしたり小さくしたりしがちだという。しかし実際は、フォントサイズも大・中・小の3種類に絞るのがいい。本文のメインサイズ「中」を最初に定めて、それよりも少し大きい「大」、少し小さい「小」を決めていく。
┌────────── フォントサイズを決めることで、文章にメリハリがつきます。3つのサイズしか使えないとなると、情報をあらためて取捨選択する必要があり、重要度を整理できます(山本氏) └──────────
なお、フォントサイズを決めてしまうと1文字・1行のはみ出しに苦労することがあるが、そのような場合は文字のサイズを変えるのではなく、「スペース」というオプションを使って文字調整や行調整を行うといいとのことだ。
2. 色を揃える
■ 色は3色以内に絞る/文字は1色に絞る
色決めや配色は、本業のデザイナーでも苦労するところだ。ノンデザイナーがまず実践すべきなのは、「3色以内に絞る」「文字は1色に絞る」(多くても2色)ことだ。これだけでも一気に洗練された印象になる。