数字的には十分可能!大谷翔平 来季に狙うは前人未到の「サイ・ヤング賞&ホームラン王」W受賞
ついにもう一本の刀が…
世界の頂点にたった大谷翔平(30)が来季、ついに封印していたもう一本の刀を解禁する――。 【画像】貴重フォトを独占入手…!スーパースター大谷翔平の素顔写真(写真20枚) 10月31日、ドジャースがヤンキースとのワールドシリーズを制し、4年ぶり8度目の世界一に輝いた。大谷にとっては、メジャー7年目の悲願達成となった。 「11月2日には地元・ロサンゼルスで優勝パレードが行われました。ドジャースが優勝を決めたのは敵地・ニューヨークでしたから、英雄たちの凱旋に25万人のファンが集まり、歓喜した。大谷も真美子夫人、愛犬のデコピンとともに喜びを分かち合っていましたね。現地では、2年連続ワールドシリーズ制覇を期待する声も聞こえてきました。なにせ、来季は大谷が移籍後初めて二刀流を解禁しますからね」(現地を取材した記者) ファンの気持ちがはやるなか、大谷のリハビリは順調そのもの。9月にはブルペン入りし、最速約150㎞/hを記録している。来年3月に東京ドームで行われる開幕戦での先発登板も期待されている。 ◆サイ・ヤング賞は夢じゃない 「来季の大谷は、投手として進化して帰ってくる。サイ・ヤング賞だって夢じゃないはずだよ」 長年ドジャースを取材する米メディアの記者は、その理由をこう説明する。 「大谷が’23年に行ったトミー・ジョン手術(正確には人工靭帯を用いたハイブリッド手術)を受けたメジャーリーガーの球速は、平均で3~6㎞/hアップすると言われている。これは手術そのものによる効果というよりも、リハビリ時に積み重ねたウエイトトレーニングの効果だったり、投球フォームの見直しによる効果だったりするが、手術前より防御率が改善した選手がメジャーには多い。もしかしたら大谷は来年、103マイル(約166㎞/h)を出すかもしれない」 昨年にナ・リーグでサイ・ヤング賞を獲得したブレイク・スネル(31)の成績は、防御率2.25、14勝9敗。一方、投手・大谷の最高成績は、’22年に記録した防御率2.33、15勝9敗だ。 この数字を見れば、すでに大谷がサイ・ヤング賞級の投手であることがわかる。前出の記者が言う通り防御率が改善されれば、その分だけ受賞は近づくだろう。大谷への追い風は、これだけではない。 「エンゼルス時代の大谷は、貧打にあえぐ打線の″無援護″に苦しみ、取れたはずの白星を幾度も落としました。しかし、強力打線を擁するドジャースでその心配は不要。勝ち星も大きく伸ばすでしょう。日本人投手が到達したことのない20勝が見えてきます」(スポーツ紙デスク) 懸念されるのは、投手へ復帰することによる打者・大谷の成績低下だが……。 「たしかに、首脳陣は疲労回復のために大谷の打席数を減らすかもしれません。しかし、今季のナ・リーグ本塁打ランキングの2位は39本。大谷は54本ですから、10本減らしてもホームラン王の筆頭候補であることに変わりありません」(同前) 今季はチームを世界一に導き、打撃タイトルを総ナメした大谷。来年は復活の二刀流として、メジャーを席巻する。 『FRIDAY』2024年11月22・29日合併号より
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