「日本のアイスコーヒーで人生が変わった」イタリア人マッシ流、スタバの絶品アレンジ
外国人はアイスコーヒーをあまり飲まない、とは耳にするが、そのワケはアイスコーヒーが日本で生まれたものだから。コーヒーといえばエスプレッソだというイタリア人のマッシさんもカルチャーショックを受けたという。 【写真10点】「エスプレッソとアイスコーヒーのスタバアレンジ」の詳細写真をチェック
今回はエスプレッソとアイスコーヒーを掛け合わせたマッシ流アレンジもご紹介!
イタリアではカフェとはエスプレッソのこと
ひと口分より少なく、苦味を小さじ2~3杯のたっぷりの砂糖で消して、熱いうちに一気に飲み込む。何のこと?って思うかもしれないけど、もしあなたがイタリア人か、イタリアが大好きな人ならきっと伝わるよね? イタリア文化のひとつである「エスプレッソ」のことだ。 注文したっけ? と思っているうちに現れる。今日は飲んだっけ? と思いながら2杯目、3杯目を無意識に注文してしまう。イタリアでは「カフェください」と注文すると、出てくるのはエスプレッソなのだ。
日本に移住するまでは気が付かなかったコーヒーのことを、ここで書くことにしよう。イタリアのコーヒー文化の歴史は長く、「深い」といいながらも実はコーヒーの種類は割と少ない。そして、日本に移住してからある日、突然人生が変わった。その理由は、「アイスコーヒー」の存在だった。 来日当初、初めてアイスコーヒーを見たとき、熱々のエスプレッソに氷を入れるなんて! と驚いた。量が数十倍に増えたことで、数秒で一気に飲むのではなく、時間をかけてゆっくりすすり飲むスタイルに変わる。 とんでもないカルチャーショックだ! といいながら、僕はあっという間にアイスコーヒーという飲み物の虜になってしまった。
正直言って、最後のエスプレッソをいつ飲んだのか思い出せない。イタリアでもアイスコーヒーが存在しないわけではないけど、日本とは一風変わった形になる。シェイカーを使い、カクテルのようになった「カフェシェケラート」になるんだ。頼むとしたら夏だけというのが一般的。しかも、夏でも毎日頼むわけでもない。存在しているけれど、特別な時だけ飲む。 もし、イタリアのバールで「どうしてもアイスコーヒーを飲みたい!」と強く言い続けたら、そのうち店員さんが面倒くさそうな顔をして出してくるのは、エスプレッソに氷を入れただけのものだろう。