JR九州は28日、利用客の低迷が続く日南線の油津―志布志間について将来の地域交通について県や自治体と議論したいとの考えを示しました。 　JR日南線の油津―志布志間では2023年度、1キロあたりの1日平均の乗客が179人で、民営化された1987年に比べ7割減少。4億1800万円の赤字となっています。 　JR九州は28日、将来の地域交通のあり方について県や沿線の自治体と議論したいと考えていることを明らかにしました。JR九州はこれまで指宿枕崎線の指宿と枕崎の間についても県や沿線の市や町と将来の在り方を協議しています。JR九州は「鉄道の存廃を前提とせず地域や利用者にとって最適な形を目指し建設的な議論をしたい」としています。