妻の巨大な像を庭に設置! マーク・ザッカーバーグがダニエル・アーシャムに依頼した彫像が話題
メタの最高経営責任者(CEO)を務めるマーク・ザッカーバーグが8月14日にInstagramに投稿した画像がネット上で話題を呼んでいる。投稿された画像は、妻のプリシラ・チャンを描いた高さ約2メートルの銅像で、ザッカーバーグによる依頼でニューヨークに拠点を置くアーティスト、ダニエル・アーシャムが手がけた。この作品は、緑豊かな庭のような場所に飾られている。 投稿された画像には、彫像と同じ色のマグカップから飲み物をすすっているチャンが、「一人より二人のほうがいいよね?」とウィットに富んだコメントを残している。水を連想させる銀の衣をまとった像のデザインは、古代ローマの彫刻と映画『ターミネーター2』に登場するT-1000を合体させたような外見だが、「妻の彫刻を作るというローマの伝統を今一度」というザッカーバーグのコメントを読む限り、前者を参考にしたようだ。 この作品は、青みがかった緑色の人物と、それを取り巻く銀色の衣が特徴的であり、風化・酸化した自由の女神像を加工して滑らかにした様を思い起こさせる。こうしたなか、ネット上では、彫刻の色合いが映画『アバター』に登場する先住民族ナヴィと比べられたり、ザッカーバーグが妻を利用していい人ぶっているといった冗談が飛び交ったりしていた。 ハーバード大学の学生であった2003年に出会ったザッカーバーグとチャンは、2012年に結婚。二人の間には現在3人の娘がいる。 アーシャムは、彫刻、建築、ドローイング、映画と幅広く活動し、「神話的な現代の考古学 」というコンセプトを探求しており、2024年初頭にフォトグラーフィスカ・ニューヨークで開催された「Phases」と題した展覧会も大成功だった。一方で、全米労働関係委員会に提出された訴状によれば、2024年7月にアーシャムは自身のスタジオの従業員から労働法違反で告発されている。(翻訳:編集部)
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