武居由樹のWBO防衛戦中止は仕方ないが「後ろからトップスピードで来ている人間が…」元日本王者が指摘
元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏(43)が自身のYouTube「前向き教室」を更新。右肩関節唇損傷で2度目の防衛戦が中止となったWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)にエールを送った。 細川氏は「休んだ方がいい」と来年1月24日に予定されていたユッタポン・トンデイ(31=タイ)との防衛戦の中止は仕方ないと話した。 細川氏は、武居VS那須川天心が2人の最高の状態で行われる試合に向かうレールの上を走っていると説明。「それを崩すようなことはやらない方がいい」と指摘した。 ケガは右肩でサウスポースタイルの武居にとってはジャブを打つ“前手”になる。 一番ショックなのは防衛戦の中止より、自分のボクシングを極める途中でブレーキをかけることと説明。「後ろからトップスピードで来ている人間(天心)がいると不安になる」と、焦りも生まれるだろうと指摘した。 それでも細川氏は「前手が使えないからこそ武居選手がいくことができる境地がある」と、ケガを乗り越えることで磨かれるスタイルに期待していた。