鹿島アントラーズ歴代最高助っ人は? 出場試合数ランキング1~10位。クラブの歴史を築き上げた外国籍選手たち
3位:マルキーニョス(ブラジル)
生年月日:1976年3月23日 Jリーグ通算出場数:119試合 在籍時期:2007-2010 ブラジル人のマルキーニョスは、2001年に東京ヴェルディに加入して日本でのキャリアを始めると、横浜F・マリノス、ジェフユナイテッド千葉、清水エスパルスと、Jリーグの複数クラブを渡り歩いたのち、2007年に鹿島アントラーズに加入した。2010年までの所属で、リーグ戦119試合に出場している。 マルキーニョスは、加入1年目から14得点を挙げ、鹿島のリーグ優勝に貢献した。2年目はさらに存在感を増し、21得点を挙げて得点王となり、JリーグMVPを受賞。連覇の原動力になっている。2009シーズンも13得点を挙げ、クラブは3連覇を達成した。 在籍した4シーズンで59得点を挙げたマルキーニョスは、クラブの外国人選手として歴代最多の得点数を記録している。 マルキーニョスは、ゴール前の密集であっても常に冷静で、鹿島におけるJリーグ1試合平均ゴール数は0.496と、高い決定力が特に魅力だった。この数字は、Jリーグ通算得点ランキングのトップ10に入る選手の中でも上位で、名古屋グランパスなどで活躍したウェズレイ(0.571)に次ぐ2番手である。 マルキーニョスは鹿島でのキャリアを終えたあと、ベガルタ仙台、横浜FM、ヴィッセル神戸でプレーした。Jリーグでの通算ゴール数を152得点まで伸ばし、Jリーグの歴史で最も多くのゴールを記録した外国人選手となっている。
2位:レオ・シルバ(ブラジル)
生年月日:1985年12月24日 Jリーグ通算出場数:135試合 在籍時期:2017-21 ブラジル人のレオ・シルバは、2013年にアルビレックス新潟に加入して日本でのキャリアを始めたあと、2017年に鹿島アントラーズに加入した。2021年まで在籍し、135試合に出場している。 新潟で圧倒的な存在感を放っていたレオ・シルバは、鹿島でも持ち味を発揮した。豊富な運動量で広いスペースをカバーし、抜群の守備センスで相手の攻撃の芽を摘んでいる。 また、キックの精度が高く、攻撃の起点としても活躍した。そのパスを警戒して相手が距離をとって構えるようであれば、レオ・シルバは自らドリブルで持ち上がることもできる。2019年4月の名古屋グランパス戦では、ハーフウェイライン付近でボールを持ち、自らドリブルでゴール前まで侵入して得点を奪ったこともあった。状況判断が攻守両面で優れていた選手だ。 2022年に名古屋グランパスへ行ったレオ・シルバは、2023年に母国ブラジルのモト・クルブに加入し、Jリーグでのキャリアを終えた。