サザビーリーグ、三越伊勢丹グループがAIモデルを提供するAI model社に出資
「Aftemoon Tea」などのライフスタイルブランドを展開するサザビーリーグ、三越伊勢丹ホールディングスの100%子会社である株式会社三越伊勢丹イノベーションズは、AIの開発・活用支援やAIモデルを提供するAI modelに出資したと発表した。 AI modelが実施した第三者割当増資(シリーズAラウンド)をサザビーリーグ、三越伊勢丹イノベーションズが引き受けた。ほかにも、SBIインベストメント、NTTドコモ・ベンチャーズ、キヤノンマーケティングジャパンとグローバル・ブレインが共同運営するCanon Marketing Japan MIRAI Fund、三菱UFJキャピタルが第三者割当増資の引受先となっている。 AI model社は2018年から、独自開発の生成AI技術でファッションモデルやタレントを生成するソリューションを開発。テレビCMや広告展開におけるブランディングやプロモーションの最適化、ECサイト、カタログ、店頭におけるキービジュアル制作、ささげ撮影のリードタイム短縮およびコスト削減などを実現するサービスを展開している。 サザビーリーグは、AI modelのAI技術やソリューションなどとの親和性が高く、「さらなる技術革新によって、新しい顧客体験を生み出すことができる」(サザビーリーグ)ことを期待。また、新たなライフスタイル領域の開拓と既存事業とのシナジーを含めた戦略リターンの創出を目的に、2022年4月からスタートアップ企業に出資を行うCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)事業に取り組んでおり、その一環として9社目の出資先をAI modelに決めた。 三越伊勢丹イノベーションズは、AI modelのAI画像生成技術が三越伊勢丹グループのECサイトやサービスなどで利用拡大されることを期待。「三越伊勢丹オンラインストア」では、AI modelの技術を活用した専用AIモデルによる商品販売を実施。ユーザーの購入率やPV数向上などで一定の効果を確認している。AI modelとの協業を強化などを目的に出資した。