ドバイに行ったら必ず体験したい砂漠サファリ。楽しいアクティビティと美味しい朝食を。
ミシュラン・ドバイが昨年スタートし、レストランシーンがかつてないほど盛り上がりを見せているドバイ。輸入食材に頼りがちだった砂漠の国から、地産地消を目指す方向へと舵も切られています。今回は都会のレストランを離れて、ドバイに行ったら絶対に体験したい砂漠での朝食やサファリの様子をお伝えします。
都心から約1時間で別世界へ。刻々と表情を変える砂漠に心を奪われる。
参加したのは〈Heritage Falcon & Nature Safari(鷹狩り体験と砂漠サファリツァー)〉。主催する〈Platinum Heritage Dubaiプラチナム・ヘリテージ・ドバイ社〉はドバイを代表するアウトドアツアー会社。今回参加したプログラム以外にも、砂漠ランチサファリや、夜のグランピング、砂漠に宿泊して明け方に気球に乗るツアーなど豊富なメニューが揃っています。エコフレンドリーでサステナブルなことでも有名で、数々のトラベルアワードを受賞しています。
ドバイの都心から1時間ほど車を走らせると、そこはもうドバイ砂漠保護区の入り口。アラブ首長国連邦政府が保護する自然保護区としては最大規模で、2004年に保護活動が始まって以降、50種以上もの植物、120種の鳥類、43種の哺乳動物や爬虫類が生息するようになっているそうです。まずは入り口でヴィンテージのランドローバーに乗り換え、伝統的なスカーフを頭に巻いてもらったら、砂漠の奥へ出発です。 砂漠は広大で果てしなく、まるで別の惑星に来たかのよう。一瞬たりとも同じ姿を留めることはなく、永遠に見ていられます。風によってできる風紋、太陽の角度で刻々と色を変える砂丘、時折見かけるガゼルやオリックスなどの動物。何もかもが圧倒的に美しく、ただただ言葉を失います。サソリに刺された時(!)に塗るといい植物や、水を蓄えやすい植物など、知識豊富な熟練ガイドさんの解説も興味深く、時間があっという間に過ぎていきます。
鷹匠の意のままに優雅に飛び狩るハヤブサやフクロウの見事なショー。
中東発祥とされる鷹狩りは、アラビア半島のベドウィン(砂漠の遊牧民族)が何千年もの間続けてきた狩猟方法で、現在も中東富裕層の趣味として広く愛されています。砂漠で多く使われるのは、世界最速の鳥類ハヤブサ。砂漠で獲物を見つけたら急降下して一瞬のうちに捕獲します。