夏の甲子園、49校を「強豪校」撃破数で紹介(上)
■秋田商 3勝(角館、大曲工、本荘) 秋は準決勝で2015年選抜出場の大曲工に敗戦、春はその大曲工に準々決勝で勝利、3位決定戦では2014年夏代表の角館を破って春の東北大会出場を決めた。その東北大会では1回戦で強豪校の盛岡大付に1-2と惜敗している。夏は強豪校との対戦が1試合もないまま甲子園出場を決めた。 ■西東京/早稲田実 3勝(日大三に2勝、東海大菅生) 秋は1回戦、夏は準決勝で強豪校・日大三と対戦、ともに勝利した。秋はその後、準々決勝の法政戦で敗退、春は強豪校・関東一と準々決勝で対戦し11-18で敗れている。夏の決勝の相手は春夏連続の甲子園出場を目指した東海大菅生だったが8-6で逆転勝利した。 ■岐阜城北 3勝(県岐阜商、市岐阜商、大垣日大) 今年の選抜に出場した県岐阜商とは秋の県大会予選と準々決勝で2度対戦、プロ注目の高橋投手が登板しなかった予選では3-1で勝利したが、高橋投手が登板した準々決勝は0-11で敗れ選抜出場への道を絶たれた。夏はその県岐阜商に勝利した斐太に決勝で勝利、準決勝では強豪校の大垣日大にも勝利している。 ■富山/高岡商 3勝(滑川、富山商、新湊) 秋、春ともに準々決勝で敗退、春の準々決勝は一昨年夏の甲子園で8強入りした強豪校の富山第一戦で延長10回10-11の激戦だった。夏は準々決勝で昨夏甲子園16強の富山商、準決勝で2011年夏の甲子園16強の新湊を破っている。 ■広島新庄 3勝(瀬戸内、広陵、如水館) 直近の夏15代表うち12回を瀬戸内(2回)如水館(4回)広陵(6回)の3校が占めていたが、昨秋以降その3校すべてから勝利を挙げている。瀬戸内戦は秋3回戦、広陵戦は秋準決勝、如水館戦は夏準々決勝とすべて甲子園出場のかかった重要な試合での勝利だった。 ■山口/下関商 3勝(早鞆に2勝、宇部商) 秋は準々決勝で敗戦、春は2015年選抜に出場した宇部鴻城に1-9で大敗した。夏の大会では3回戦で2012年選抜出場の早鞆、準決勝では2000年以降5度甲子園出場の強豪校・宇部商に勝利している。 ■香川/寒川 3勝(三本松、英明、丸亀城西) 秋の1回戦で秋と春の四国大会を制し、神宮大会、選抜にも出場した四国屈指の強豪校・英明と対戦し0-6で負け、しかし夏の準決勝で再戦すると、1-3の8回裏に3点を挙げて逆転勝ちを果たした。昨秋以降四国で無敵だった英明戦の勝利は非常に評価される点だ。決勝では2005年夏代表の丸亀城西から20点を奪って圧勝している。 (株)日刊編集センター