自社のエンティティの認識状況を知る方法は?
図1はGoogle トレンドで「大谷翔平」と入力したときのスクリーンショットです。「検索キーワード」のほかに「野球選手」という候補が現れ、「野球選手の大谷翔平という人物」をGoogleが認識していることがわかります。
どのようなエンティティとして認識されているか?
エンティティがどのように認識されているかを調べる方法も2種類あり、ナレッジパネルの「他の人はこちらも検索」を見る方法と、画像検索を使う方法です。
調べたいエンティティにナレッジパネルが表示される場合、ナレッジパネルの下部に「他の人はこちらも検索」というセクションが表示されることがあります(図2)。そこには、コ・サイテーション(同時に言及されること)によって関係が深いと認識された他のエンティティが並んでいます。
「他の人はこちらも検索」の中にあるどれかのエンティティをクリックすると、さらに多くの関連エンティティが表示されます(図3)。エンティティは他のエンティティとの関係で認識されますので、自社の関連エンティティを知ることで、適切に認識されているかどうかを判断できます。
ナレッジパネルが出ない場合には、画像検索を使いましょう。画像検索すると検索結果の上部に、関連キーワードで絞り込むためのボタンが表示されます。この部分に表示されるのは関連エンティティです。ここに表示される関連エンティティは画像に関連するものだけなので不完全ですが、参考にはなります。
まとめ
エンティティは現在のSEOにとって重要な概念ですが、どのように認識されるかは外部サイトにおけるサイテーションに依存しますので、直接的なコントロールは困難です。いい形で認識されるためには、広報活動を含めた情報発信を積極的に実施することと、顧客や取引先との関係を良好に保つことが重要です。 また参考までに、筆者のサイト上にも、と、がありますので、ご興味があれば参考になさってください。 P.S. 本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。