【熊本競輪・GⅢ開設記念】中川誠一郎「気持ちは戻っている」 決勝は嘉永泰斗マーク
<5日・熊本競輪・3日目> 熊本勢が記念すべき再開後初の開設記念を優勝で飾る。7人が準決に進んだ地元勢で、決勝進出を決めたのが準決11Rの嘉永泰斗と中川誠一郎。先行する東矢圭吾のハコから嘉永が2角で番手捲りを放ち、中川が差し切った。 1着の中川は「泰斗の後ろだったので、7月がチラつきました」と、嘉永との連係が乱れて敗退したFⅠ再建記念を回想。インタビューの場を和ませたが、「脚は分からないが、気持ちはタイトルを獲った頃に戻っている。気持ちが入っているから戦えるはず」と闘志の炎を目に宿らせた。 決勝は準決に続いて嘉永をマーク。その嘉永は「自分の力は出し切れている。不安はない」と万全の状態でS班3人相手に真っ向勝負を挑む。準決同様、嘉永と好連係を決めて、久留米で行われた69周年以来の地元記念制覇、そして新バンクでの最初の覇者に輝いてみせる。