【ONE】ナカタニ撃破した若松佑弥が王座挑戦直訴「フライ級の世界一はONEだと知らしめる」
<ONEチャンピオンシップ:ファイトナイト(FN)26大会>◇7日◇タイ・ルンピニースタジアム(バンコク) 「ONE FN26」でフライ級MMA2位の若松佑弥(29=TRIBE TOKYO MMA)が、日本にもルーツを持つ初参戦のギルバート・ナカタニ(31=米国)と対戦した。 若松はパンチを効果的に当て、2Rにはナカタニを流血に追い込み、さらに3Rには強烈な左フックで倒すと追撃のパウンドも見舞った。 若松は判定3-0で圧勝。試合後のマイクでは「(ナカタニは)とても素晴らしい選手で、すごくタフで、打撃も寝技もすごく強い選手でしたけど、メンタルだったり今まで自分が得意じゃなかったところをずっと鍛えてきたので。結果として勝てたんだと思います」と仏像彫刻などで培ったメンタルの強さを勝因に挙げた。 さらにデメトリアス・ジョンソンの引退で空位となっているフライ級王座について「もちろんONEのチャンピオンを僕が獲って、フライ級の世界一はONEだぞというところを知らしめたいので、ぜひ来年タイトルマッチ、ぜひ日本でお願いしたいです」と日本大会での挑戦を直訴した。 朝倉海がUFCのフライ級王座に挑戦するというタイミングで出た「フライ級の世界一はONEだぞというところを知らしめたい」という部分は、残念ながら英語の通訳によって端折られてしまったが、若松の決意が言葉ににじんでいた。 また総合格闘家・青木真也(41)は本職ではないライト級サブミッショングラップリングで“ブラジリアン柔術の神童”コール・アバテ(20=米国)と対戦。1R2分25秒、ヒールフックで一本負けした。