新たな脅威“ローンオフェンダー”警視庁が対策強化【#きっかけ解説】
この新・公安三課は全国で初めてローンオフェンダーに専門的に対応する部署となり、警視庁は組織を改編することで、対策を強化することにしています。 ──警視庁が組織を変えてまで力を入れているんですね。この専門の部署は具体的にはどんなことを担っていくのでしょうか? 例えば、インターネット上に頻繁に過激な表現での“不満”を書き込んだり、爆弾などにつながるような原材料を定期的に購入していたりするなど、まさにローンオフェンダーの予兆をつかんでくことになります。 ──時代とともにテロの形も変わってきていますね。 はい、かつてはオウム事件などのようにテロは“組織”が行っていました。来年はオウム事件から30年を迎えるわけですけども、今は、社会生活を送る “個人”が引き起こすテロ事件が増えています。 つまり、テロは我々の身近に潜む脅威となっています。
ある警視庁幹部は「火薬類や薬品など、危険物につながるものの大量購入など何か、目立つ兆候があれば警察に相談したり、情報を提供したりしてほしい」と呼びかけています。【#きっかけ解説】