今さら聞けない!? 【ビタミンC】コスメのすべて-正しい選び方・使い方-
Q9.ビタミンCのピリピリ刺激やカピカピ感が苦手…。我慢して使うべき?
NO! 刺激が少ないものを試してみて 「長く楽しく使えること、気持ちも高めてくれることが化粧品の醍醐味なので、我慢して使い続ける必要はありません。肌が落ち着いたらまた試してみるか、刺激が少ないビタミンC誘導体を配合したコスメを使ってみては」(友利先生) 「ビタミンCはアスコルビン酸という成分名からもわかるように、酸の一種なので、どうしても刺激を感じやすいのです。ですが最近は、刺激を抑えたものや、保湿成分を組み合わせたビタミンC誘導体も使い心地の優しさから注目を集めています。」(三上さん)
Q10.プチプラにデパコス、価格も様々なビタミンCコスメ。やっぱり高価な方がいいの?
A.価格よりも、継続できることが大事! 「どんなビタミンC原料が使われているか、原料の原価、配合率量、その他の配合成分なども価格に反映されます。新しい成分である両親媒性の誘導体は、ビタミンCの中では原価が高い成分として知られています。ただし、メーカーによって価格設定の基準は異なるので、一概に、高価なほどいい製品であると言いきることはできません」(三上さん) 「例えばお寿司屋さんに例えると、おいしさやネタの新鮮さ、お店の雰囲気、そしてお会計もお店によってまちまちですよね。化粧品も同じように、自分が何を重視したいのか考えて選びましょう。ただし化粧品で大切なことは、きちんと継続して使うこと。無理して買った数万円の化粧品を1か月だけ使うより、プチプラでも自分に合ったものを長く使い続けるほうが、高い効果が得られるはず」(友利先生)
Q11.流行りの「朝C+夜A」「朝C+ナイアシンアミド」、本当に効果的?
A.YES! ビタミンCは夜も使うとさらにGOOD 人気の、朝にビタミンC、夜にビタミンA(レチノール)やナイアシンアミドを取り入れるケア。 「朝はビタミンCで日中のダメージに備え、夜はレチノールやナイアシンアミドでダメージをリペアするイメージ。理にかなっていますが、朝だけでなく夜もビタミンCを使うとさらにいいと思いますよ。日本の薬事法で販売が許可されている化粧品では、ビタミンCと併用NGな成分はありませんし、日々のケアに組み込みやすいのもビタミンCの魅力です」(三上さん) 「私も20年近く、朝晩ビタミンCを使っています。ちなみに、ひと昔前に『朝のケアでビタミンCを使うとシミになる』という説は、誤解が生んだ都市伝説。恐らく柑橘類に含まれる『ソラレン』という成分とビタミンCが混合されて広まったものと考えられます」(友利先生)