ホンダ「アクティトラック」に5コイチエンジン搭載! ミッドシップゆえに爆速となったレース仕様の魔改造軽トラは、もとバイクのトランポ!?
軽トラ唯一ミッドシップカーのアクティを流用チューン
今や軽トラでのクルマ遊びというとドレスアップだけに留まらず、ミニサーキットにおいてワンメイクレースが開催されるほど広がりを見せています。今回紹介する“ナナサキ”さんは愛車ホンダ「アクティトラック」を駆り、サーキット走行の魅力にどっぷりハマッてしまったひとり。最初は気軽な気持ちで参加したものの、次第にレースとなると持ち前の負けず嫌いな性格が出て、もっと速く走るためにチューニングに没頭。ほぼ手探りの創意工夫チューンによって、軽トラとは思えないパワフルな加速と鋭いコーナーリング性能を発揮するマシンを完成させました。 【画像】本気のレース仕様軽トラ! サーキットを駆けるホンダ「アクティトラック」を見る(15枚)
バイクレース引退から軽トラでのレースへ
“ナナサキ”さんはバイクレース経験者で、このホンダ3代目「アクティトラック」はもともとトランポとして使っていた。レースともなれば転倒やクラッシュは付きもの。若い頃は体も丈夫でなんとかなっても、やはり年齢とともに衰えは隠しきれないもの。そう思った瞬間にバイクレース引退を決意した。 だが、サーキット遊びの刺激を味わった者は、再びサーキットに戻りたくなる。バイクも手放し、あるのは当時トランポとして使っていたアクティトラックのみだった。そんな時、SNSを眺めていると、ミニサーキットで軽トラワールドGPなんて競技が開催されているとの情報を入手。これはちょっと面白いかも……ということで、トランポのアクティでレースにエントリーしてみたら、そこには偶然にも高校時代の友人がスズキ「キャリイ」に乗って参加していた。 “ナナサキ”さんはレース経験者である。昔なじみが同じレースに参加していたら自然とこう思うはずだ、「アイツにはゼッタイに負けたくない」と。そんな負けず嫌いの“ナナサキ”さんが駆るアクティとは違って、友人のキャリイはかなりイジッていて速かった。最初の頃はまったく追いつけなかった。そもそもレギュレーションによってクラスも違っていたので、ほぼノーマルのアクティトラックではタイム差だけでなく、同じ土俵にも立てず、戦いにすらならなかった。
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