関電・八木会長と岩根社長が辞任会見(全文1)経営責任を明らかにするため
第三者委員会の設置
岩根:岩根でございます。このたびはお客さまや、社会の皆さまからの信頼やお気持ちを裏切り、多大なご迷惑をお掛けしていることにつきまして、あらためて深くおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした。それでは着席させていただきます。 私からは、新たな第三者委員会の設置と、役員人事等についてご説明させていただきます。まず新たな第三者委員会について、本日の臨時取締役会で設置を決定しましたので、ご説明します。お手元の資料をご覧ください。この委員会は会社から独立した、中立、公平な社外委員のみで構成され、日本弁護士連合会のガイドラインに準拠して設置、運営されます。委員については資料に記載のとおり、T&Tパートナーズ法律事務所の但木弁護士を委員長とし、3名の委員で構成されています。なお、委員長および委員については、全て会社から独立した、中立、公平な社外弁護士のみで構成されています。また、調査事項に関しては、森山氏関係の追加調査や、類似事案調査、これらに加えて本件の事実関係や原因究明の結果に関する検証がなされる予定です。 今後、この第三者委員会におきましては、客観的かつ徹底的な調査を行っていただくとともに、その結果につきましては、当社希望として、12月下旬を目途にご報告いただき、速やかに皆さまにお知らせしたいと考えています。なお、本日19時より第三者委員会の但木委員長による会見が予定されていると聞いています。当社といたしましては、本件に関わる問題を徹底的にあぶり出すため、この第三者委員会の調査、原因究明等に真摯に対応してまいります。
役員人事を発表
次に役員人事等についてご説明します。まず別添資料1について補足します。取締役会長を辞任する八木については、今後嘱託として第三者委員会の調査に協力してもらうことといたします。ただし、報酬については、八木と私は第三者委員会の調査結果報告日までの間、全額返上いたします。 続きまして別添資料2、3枚物をご覧ください。1、役員については八木と森中が辞任することに伴い、取締役は2名減となります。なお、松村に新たに代表権を付与します。10ページ、2、役付執行役員をご覧ください。その次の最終ページの下段に記載のとおり、川崎、森中、右城、鈴木、および大塚の5名が役付執行役員を退任します。川崎は関係会社の役員に就任予定です。森中以下の4名についてはおのおのからの辞任申し出や、今後の事業運営上の必要性を踏まえ、役付執行役員を退任の上、新たに総務室付とします。 なお、最後に参考として記載していますが、豊松については非常勤嘱託とします。また5名が役付執行役員を退任することに伴い、常務執行役員の松村を副社長執行役員に昇任させた上で、原子力事業本部長を辞職するとともに5名が新たに常務執行役員に就任します。以上が役員人事等に関するご説明です。