押切もえが語る2児子育て 長男の“卒園動画”づくりで「人間力を育ててもらった気がします」
――ママ友とのコミュニケーションには積極的なタイプだったんですか? 最初の頃は、自分から積極的に踏み出すことが苦手で、話しかけてくれるのを待つという感じでした。でも、息子が年中のとき、『子どもへのまなざし』(佐々木正美・著)という本を読んだんです。その中に「現代のお母さんで育児の上手な人は、たいていいろんな人との関係がうまくいっているお母さんです」という一節があって。そして、子どもは身近な人をお手本にして育つので、こうなってほしいと子どもに望むなら、まず親がそのような行動をとっていかなくてはいけないということが書かれていたんです。 私は息子に「友だちをたくさん作ってほしい」「コミュニケーション力のある子になってほしい」と願っていたので、「だったらまず私が少しでも見本になれるように行動しよう」と思うようになりました。それが私自身の成長にもつながったと思っています。 ■普段はワンオペ。適度に自分にご褒美を ――もえさんのSNSでは、子どもたちと活発に遊ぶ姿が見られます。ママチャリでいろんな場所に行っていますね。 子どもを前と後ろに乗せ、前かごにスーパーで買った荷物を載せて、ご近所を走っています(笑)。電動アシストじゃないと無理ですけどね。 夫は家にいられる時間が短いので、基本はワンオペです。子どもの世話が終わるとグッタリしちゃうこともあるので、適度に自分にごほうびをあげています。子どもには内緒でお菓子を食べるとか(笑)、おいしいお茶をいれるとか、自分で自分を少しだけ癒すようにしています。 あとは「食器を洗うのがめんどうだなぁ」というときには、ラジオを聴いたり、TVer(ティーバー)でドラマやバラエティーをみたりしながら洗います。好きなこととセットにすると乗り越えられますね。 ――上のお子さんは6歳、下のお子さんは2歳。きょうだいを育てるうえで気をつけていることはありますか? 下の子が生まれる少し前に、上の子が不安定になり始めたんです。私の体が重くなって、息子を公園にあまり連れていけなくなったせいだと思いますが、「これはいよいよ『赤ちゃん返り』なんだ」と思いました。