患者に性的虐待、院長が謝罪 福岡の国立大牟田病院
障害のある複数の患者が性的虐待を受けていた問題が明らかになった福岡県の国立病院機構大牟田病院で2日、川崎雅之院長が記者会見し「虐待は管理体制の不備で生じた。ご心配とご迷惑をおかけして誠に申し訳ない」と謝罪した。就寝中の患者の下半身を触るなどの行為を確認したと明らかにした。 病院によると、身体障害のある入院患者11人に対し、看護師や介護士の男性職員5人が性的虐待をしていた疑いがあり、自治体の調査でこれまでに男女6人の被害を認定した。病院は外部専門家でつくる第三者委員会を設置し、再発防止策などを検討している。 被害者の中には筋肉が衰える難病「筋ジストロフィー」の患者も含まれる。