【箱根駅伝】東洋大5人中4人当日変更も突貫工事で9位「上もいける」酒井俊幸監督は手応え
継続中の記録では最長となる20年連続シード権獲得(総合10位以内)を目指す東洋大が、アクシデントの中でシード圏内となる9位での折り返しに成功した。1区にエントリーしていた石田洸介(4年)が「12月に入ってからの走り込みで痛みが出た」、2区の梅崎蓮主将(4年)が「(先月)30日に突発性のアキレス腱(けん)痛が出た」との理由などで、5人中4人の当日変更を余儀なくされた。精神的支柱を欠いたチームは、2区を終えた時点で後ろから2番目の19位。一時は暗雲がたれこめたが、4区で前回10区区間賞の岸本遼太郎(3年)が猛追。6人抜きの快走を見せて9位で5区へつなぐと、そのままの順位で往路を終えた。 【動くグラフ】箱根駅伝・復路の順位変動 8位の立大から13位の順大までが1分13秒の中に収まる混戦模様のシード権争い。予断を許さぬ状況は続くが、酒井俊幸監督は「突貫工事だったがその中でつないでくれた。大きい」と手応え。「上もいける。残りのメンバーで削っていきたい」と、復路でのさらなる浮上に期待を込めた。