米国株式市場=反落、ハイテク株軟調 米雇用統計に注目
Caroline Valetkevitch [ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場は反落した。6日発表の米雇用統計に注目が集まっている。米医療保険最大手ユナイテッドヘルス・グループが大幅下落したほか、テクノロジー株が軟調だった。 主要3株価指数は前日に最高値を更新した。 半導体設計支援ソフトウエアを手がけるシノプシスは業績見通しが嫌気されて12.4%下落した。 ユナイテッドヘルス・グループは5.2%安となり、ダウとS&P総合500種を圧迫した。保険のシグナも2.3%下落した。ユナイテッドヘルスは、保険部門の幹部が4日朝、ニューヨーク・マンハッタンのホテル近くで胸部を撃たれ、死亡した。 ロイター調査によると、11月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が20万人増加したと予想されている。 米労働省がこの日発表した11月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比9000件増の22万4000件となった。エコノミスト予想は21万5000件だった。 サイノバス・トラストのポートフォリオマネージャー、ダニエル・モーガン氏は、投資家は最近の経済データを消化し、6日の雇用統計に期待していると述べた。 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は4日、米経済は9月に利下げを開始した当初よりも力強く推移しているため、FRBはさらなる利下げに慎重になる可能性があると述べた。 市場では今月金利が25ベーシスポイント(bp)引き下げられるとの見方が約70%織り込まれている。 暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン関連株は勢いを失った。代表的な仮想通貨ビットコインの価格は初めて10万ドルの大台に乗せた。仮想通貨への投資で知られるマイクロストラテジーは4.8%下落した。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.25対1の比率で上回った。ナスダックでは1.9対1で値下がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は141億2000万株。直近20営業日の平均は147億株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 44765 -248 -0. 45038 45059 44747 .71 .33 55 .44 .94 .14 前営業日終値 45014 .04 ナスダック総合 19700 -34. -0. 19756 19790 19688 .26 86 18 .40 .03 .59 前営業日終値 19735 .12 S&P総合500種 6075. -11. -0. 6089. 6094. 6072. 11 38 19 03 55 90 前営業日終値 6086. 49 ダウ輸送株20種 16976 -190 -1. .44 .93 11 ダウ公共株15種 1047. +2.2 +0. 32 2 21 フィラデルフィア半導体 5026. -95. -1. 37 42 86 VIX指数 13.54 +0.0 +0. 9 67 S&P一般消費財 1849. +17. +0. 89 42 95 S&P素材 578.0 -8.2 -1. 4 0 40 S&P工業 1188. -14. -1. 92 50 21 S&P主要消費財 897.8 +3.5 +0. 0 1 39 S&P金融 836.5 +1.8 +0. 9 5 22 S&P不動産 274.3 -0.7 -0. 2 8 28 S&Pエネルギー 702.1 +2.3 +0. 3 6 34 S&Pヘルスケア 1687. -19. -1. 81 24 13 S&P通信サービス 339.0 -1.7 -0. 3 4 51 S&P情報技術 4704. -8.6 -0. 69 2 18 S&P公益事業 407.5 +1.0 +0. 3 3 25 NYSE出来高 10.22 億株 シカゴ日経先物12月限 ドル建て 3935 - 大阪比 0 40 シカゴ日経先物12月限 円建て 3934 - 大阪比 0 50