魂の入れ替わりに若返り、19回転生するヒロインも!? 設定が面白いおすすめ韓国ドラマ3選
『18アゲイン』
2021年に放送された『18アゲイン』は、2009年に公開されたアメリカ映画『セブンティーン・アゲイン』のリメイクで、離婚直前の夫が突然18歳の姿に戻ってしまう騒動を描いた作品だ。18歳で結婚し、双子の親になったダジョン(キム・ハヌル)とデヨン(ユン・サンヒョン)は高校の同級生。ダジョンが思いがけず妊娠し、2人は夢を諦め、力を合わせて子育てをしてきた。しかし必死に生きているうちにお互い本音を言わなくなり、心がすれ違うようになる。36歳になったダジョンは、デヨンのある一言をきっかけに離婚を切り出してしまう。 ある夜、母校のバスケットボールのコートでプレイをしていたデヨンは、バスケットボールの選手として輝いていた18歳に戻りたいと願っていた。すると願いが通じたのか、突然18歳の頃の姿に戻ってしまう。 18歳の姿になったデヨンはイ・ドヒョンが演じ、デヨンの親友・ドクジン(キム・ガンヒョン)に事情を話して父親代わりになってもらい、ウヨンという名前でデヨンの息子と娘が通う高校へ通うようになる。 このドラマの何がすごいかというと、18歳に戻ってしまったデヨンを演じるイ・ドヒョンと36歳のデヨンを演じるユン・サンヒョンのリンクが完璧なのだ。本作のユン・サンヒョンは、『シークレット・ガーデン』でオスカーを演じていたカッコよさが全くなく、冴えない中年男として登場する。そのしぐさや口調をイ・ドヒョンは完璧に模しているのだ。 回想シーンで登場する18歳のデヨンもイ・ドヒョンが演じているが、18歳と36歳から18歳に戻ってしまったデヨンを演じ分けているのもすごい。 そして18歳に戻ったことで、今まで見えていなかった息子と娘の本音に触れたり、ダジョンが離婚を切り出した理由を知ったりしたデヨンは改心し、本来の心を取り戻していく。変化していくデヨンを演じるユン・サンヒョンは、リアル18歳を演じるイ・ドヒョンに寄せた役作りをしている。 ダジョンを演じるキム・ハヌルは相変わらずみずみずしいし、ダジョンに恋をするジフンを演じるウィ・ハジュンは好青年で魅力的だ。ブレイク前のファン・イニョプが18歳に戻ったデヨンの同級生として存在感を出しているなど、注目すべきキャストが出演しているのもぜひ楽しみたい。