【有馬記念】スタニングローズ 有終ランに過去イチ仕上がり「整える程度」でも秀逸な伸び
「有馬記念・G1」(22日、中山) 有終ランにふさわしい、過去イチの仕上がりだ。エリザベス女王杯で約2年ぶりの勝利を挙げたスタニングローズは18日、栗東坂路で単走。「体はできているので、整える程度」という高野師の指示通り、終始楽な手応えで4F55秒1-39秒4-12秒0を2本目に計時。ラストは秀逸な伸びを見せた。 前走のエリザベス女王杯は好位から早め先頭に立ち、ロングスパートでライバルをねじ伏せる完勝劇。「能力を出し切れました。素晴らしい競馬だった」とトレーナーは称賛するが、今回は「もう一つ良くなっている感じがします」とニヤリ。引退レースへ向けて能力面、そして状態面も競走馬としてのピークに持って来られた自負がある。 メンバー構成的には逃げの手も十分に考えられるが、「大阪杯で結果が出ていない。枠とペースもあるし、ジョッキーとの相談です」と現時点では慎重な姿勢。中山ではフラワーC、紫苑Sと重賞V2。中山記念でも勝ち馬から0秒2差の5着と崩れていない。「距離を含めて僕はこなせると思っています」と舞台設定にも自信をみなぎらせた。