「藤浪晋太郎が3イニングで3K!!」 プエルトリコWLでデビュー、米メディアも伝える ファンは冷静に反応
メッツ傘下の3AからFAとなった藤浪晋太郎投手(30)は8日(日本時間9日)、プエルトリコのウインターリーグでヒガンテスの先発としてレオネス戦でデビュー登板。3奪三振など3イニングを2安打1失点に抑えた。チームも8―4で勝利を収め、白星発進となった。 ◆藤浪晋太郎、近況を報告【写真】 プエルトリコの英雄、メジャー通算3000安打のロベルト・クレメンテの名前を冠した伝統のリーグで、藤浪が初登板を果たした。 米野球サイト、ワールドベースボール・ネットワークの配信動画によれば、藤浪は外角高めと内角高めの直球と、さらに内角低めのスライダーで計3奪三振。同メディアは「シンタロー・フジナミが3イニングで3K!!」と、日本国旗の絵文字2つを添えてX(旧ツイッター)で伝えた。 立ち上がりこそ、あと30センチで先頭打者アーチというフェンス直撃二塁打から暴投と中前タイムリー安打で1失点したが、2回は三者連続の三振斬り。最後は7者連続凡退で締めた。 それでも、米SNSのファンは「やっぱり制球が不安定。暴投もあった。この時期のスタッツは重要じゃない」「パドレス傘下のアンソニー・ビラー捕手の守りに救われた。本来ならば暴投だったのが他に2球もあった」「低いレベルのマイナーリーグに所属する打者に助けられた」と、冷静なリアクションが目立った。 ボラス代理人によれば、藤浪は来季もメジャーでのプレーを本線にしつつ、日本プロ野球からのオファーも検討するという。メジャー挑戦2年目だった今季は2月にメッツと年俸325万ドル(約5億円)で契約したが、メジャー登板はなし。傘下の3Aを主戦場とし、マイナー33試合(先発1)で1勝2敗1セーブ、防御率5・94。計36イニング3分の1で44奪三振、36四死球、6暴投と制球に苦しんだ。
中日スポーツ