日本ウエルター級タイトル戦、計量は両者クリア 初防衛戦のセムジュ・デビッドは自信【ボクシング】
ボクシングの日本ウエルター級タイトル戦(12日、東京・後楽園ホール)の前日計量が11日、東京都内で行われ、王者のセムジュ・デビッド(32)=中日=が66・2キロ、挑戦者・小畑武敬(26)=ダッシュ東保=が66・3キロでクリアした。ウガンダ代表として東京五輪にも出場し、3月に中日ジムで日本デビューしたデビッドは6勝(4KO)1敗で、これが日本王座の初防衛戦。小畑は14勝(6KO)6敗1分け。 「日本の冬は初めてだが、アスリートなので気候に対応していける。いいコーチといい環境のもとでいい練習を積めている。体重の心配もありません」とデビッド。8月の同級王座決定戦では、後ろ重心にして上体の動きで相手をさばきながら手数を出す、日本選手にはない独特のスタイルで7回TKO勝ちしてファンを魅了した。 挑戦者の小畑は元日本同級暫定王者で、2度目の正規王座への挑戦。「自分から動いて、相手のペースにのまれないようにするのが大事だと思う。チャンピオンは日本にないスタイルなので、楽しみです」と前向きに話していた。
中日スポーツ