「頭が良さそうでハキハキ自分の意見をいうBさん」優秀だが周りを辞職に導く「ブリリアントジャーク」に注意!スタッフ採用時の本音が話題に
面接時の受け答えで見極め、開業医が採用したい人材とは?
──面接時の受け答えを通じて、Bさんタイプを避けるようにしているということ? 「Bさんタイプが全てダメで、Aさんタイプが全て良いという意味ではなく、『ブリリアントジャーク』になりうる人はBさんタイプが潜んでいるので、そこを注意深くより分けられたらBさんタイプも良いと思います。その場合はもしかしたらAさんタイプより良いかもしれません。ここで重要なことは、クリニックの看護師には『とびっきり優秀な能力が必要な訳ではなく、協調性の方がはるかに大事』ということです。 このあたりの肌感は、一般の会社の営業部門などとはかなり違うかと思います。実際に当院でもAさんタイプを採用してみて、初めは少しどんくさいかな、と思っても、しっかりマニュアル化して訓練していくと伸びる例はいくつも経験しました。採用したのはAさんタイプと、ブリリアントジャークを除外したBさんタイプですね」 ──万が一、Bさんタイプを採用して「ブリリアントジャーク」となってしまった場合は。 「正直、何人も周囲の人を辞職に追い込む人材をクリニックとしてもサポートはできないので、厳重な注意喚起をしても是正されなければ、Bさんの部署移動などで対応さぜるをえないと思います」 ──開業医としてクリニックで採用したい人材とは。 「業務をきちんとこなす真面目さと、それぞれのクリニックに合わせる素直さ・柔軟性の両方を持ち合わせている人が理想かと思います。この2つがあれば、多少経験不足の人材でも問題ないと考えています」 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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