「小1の壁」発達障害の子の小学校生活。子どもの発達に悩む母が「もう無理…」と感じた瞬間
一つでも崩れると総崩れになる危機感
この生活を成り立たせるには、長男が学校、学童、放デイ3箇所の全てを嫌がらずに行ってくれること、9-17時で仕事をし、通勤片道1時間&自転車で朝晩走り回っても倒れない母の無限の体力、子どもたちが二人とも体調を崩さず元気であることが必要でした。 「えー、無理!」……ですよね! 何か一つがうまくいかないと総崩れになる危険があったので、正直なところこんな綱渡りはあまりオススメできません(笑)私は入学までにこの辺りの想定までは手が回らずで、入学から1年後にコロナ禍での休校などの他の理由も重なったこともあり、結果的に働き方を変える決断をしました。現在は週の半分程度は外で働き、残り半分を在宅仕事にしています。
この経験から、発達っ子の「小1の壁」に備えて私が言えることは3つあります。 ① 情報収集と事前準備は早すぎるということはない 本格的に入学準備が始まる前に情報収集ができると、心の準備がしやすいと思います。数年前と比べてリモートや在宅ワークなど、働き方の選択肢は圧倒的に増えています。働くか辞めるか、の2択ではなくて、働き方を変える、という方法もあります。一部でも自宅で仕事をできる時間があれば、間の学童利用の調整は必要なかったかもしれません。 ② 未就学児~小中学生まで見てくれる送迎付きの療育施設を見つけておくと安心 長男が未就学児の時に通っていた療育は、卒園とともに終了の事業所ばかり。通うところを一新することになりました。慣れているところがあると安心感が違うので、1箇所でも未就学児から入学後も続けて通えるところを見つけておくと心強い味方になります。 ③ 外部サービス含め、頼れるところは全て頼る 低学年のうちは特に周りの協力は不可欠! 近くに頼れる親族がいれば一番ですが、難しい場合も多いと思います。習い事や民間学童の他、家事代行やシッターサービスなども含めて一度調べて登録をしておくと、いざという時にピンチを乗り越えやすくなります。特性との兼ね合いで、お子さんにあちこち渡り歩いてもらうのはちょっと難しい、というときは家事の方を外注してしまうのもアリです。一人で抱えすぎないで! 今回の記事が、これから就学を控える発達っ子の保護者の方の参考になれば幸いです ※記事内の就学相談のスケジュールや放課後等デイサービスの状況などは、筆者が過去に経験したものです。地域差がありますので、お住まいの自治体にてご確認ください。