九里、海外FA権行使 米大リーグ移籍目指す―プロ野球・広島
広島の九里亜蓮投手(33)が12日、海外フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグへの移籍を目指すと表明した。 広島市のマツダスタジアムで取材に応じ、「背中を押してくれた球団に感謝したい」と話した。 海外FA権を昨季取得し、今季が3年契約の最終年。海外移籍が理想かどうかは明言せず、「しっかり周りと相談した上で、全てにおいて決めたい」との方針を示した。 鈴木球団本部長は「数年前から何らかの形で米球界に挑戦したいと聞いていた」と言う。契約がまとまらなかった場合は「その時に考える」と述べた。 亜大からドラフト2位で2014年に広島入団。11年目の今季は初めて開幕投手を務めるなど先発陣の一角を担い、23試合の登板で7勝10敗、防御率3.21の成績だった。