無差別級トーナメント決勝で昨年3位のアリエル・マチャドがフェン・ルイを破り優勝「3戦3KOできたことがうれしい」【K-1】
「K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~」(12月14日、東京・代々木第一体育館)で「K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント」の決勝ラウンドが行われ、アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)が3連続KO勝ちで優勝を果たした。 マチャドは昨年9月に行われた「K-1 30周年記念無差別級トーナメント」では準決勝で優勝したリュウ・ツァーに敗れ3位に終わっており、今回はついに悲願の優勝を成し遂げた。 決勝はフェン・ルイ(中国/星武創新ファイトクラブ/CFP)と対戦。ルイは準々決勝でマッティア・ファラオーニ(イタリア/Fight1-S.gabriel)、準決勝では山口翔大(GENESIS/TEAM3K)に判定勝ちを収め、決勝に進出した。
1R、ともにオーソドックスの構え。ルイがいきなり独特なサイドキック。互いにローからパンチの打ち合いに。マチャドが圧をかけて右ロー。ルイもローを返す。マチャドが打ち合いに持ち込むがルイが組み止める。マチャドの右ローでルイがバランスを崩す。異変を感じ取ったマチャドが一気にローから打ち合いに。そして右ローでダウンを奪う。左足を抱え苦し気な表情のルイ。立ち上がったルイに襲い掛かるマチャドは右ローでコーナーに詰めてパンチの連打。最後は左フックで2度目のダウンを奪う。そのままルイは立ち上がれず、マチャドのKO勝ちとなった。 マチャドは試合後のマイクで「人生を捧げてここまで来たのでうれしくてしょうがない。去年のトーナメントは3位。今年はちゃんと考えて、体も作って準備してきた。3戦3KOできたことがうれしい。また来年、皆さんに会えることを楽しみにしています」と静かに喜びをかみしめた。
マチャドは準々決勝ではリース・ブルーデネル(イギリス/Prizefighter)と対戦し1R2分34秒でKO勝ち。 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけるマチャドがローを蹴るとブルーデネルは合わせてパンチ。ブルーデネルの右ストレートがマチャドの顔面をとらえる。ブルーデネルは圧をかけて下がらせると左右のパンチを連打。マチャドは左フック。しかしブルーデネルの圧に下がるマチャド。ブルーデネルはコーナーを背負わせ左右のパンチ。マチャドは右カーフ。それでも前に出てパンチのブルーデネル。しかしマチャドは下がりながらもカウンターで右のショートフックを打ち抜くとブルーデネルがダウン。そのまま立ち上がれず、マチャドが逆転のKO勝ちを収めた。