井上尚弥の対戦相手グッドマン「日本のみなさんに申し訳ない」公開スパーで左目上を裂傷「4針」
ボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が臨む「クリスマスイブ決戦」の延期が14日、発表された。東京・有明アリーナで24日に防衛戦が予定されていたが、挑戦者のIBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が14日朝の現地練習で左目上を裂傷。両陣営が協議し、約1カ月後の来年1月24日、同会場でスライド開催することが決まった。相手負傷による延期となったものの、井上はグッドマンにエールを送った。 【写真】左目上を裂傷 ◇ ◇ ◇ 自らの左目上の裂傷で興行延期となったグッドマンは自身のSNSを通じて謝罪した。動画で登場し「本当にショックだが、これが現実。日本のみなさんに申し訳ない」などと口にした。16日に日本到着予定で、14日は現地メディアに最終調整を公開していた。ヘッドギア着用で公開スパーリングしていたが、左目上を裂傷。流血したため、すぐに手当てを受けたが「4針ほど縫った」と明かした。 グッドマン自身は「戦いたかった」と試合開催を強く望んでいたが、ジョエル・キーガン・ヘッドコーチやピーター・ミトレフスキー・マネジャーに説得され「チームに止められてしまった」と明かした。両陣営による協議で、来年1月24日にスライドすることで納得した様子。グッドマンは「14週間の合宿をやってきた。チャンスが欲しい。けがが治ったら可能な限り早くやりたい」と意気込んでいた。