大雨で延期の「県高校駅伝」コース変更で実施 女子は序盤に波乱の展開 男子は鎮西 vs 日大《長崎》
NIB長崎国際テレビ
冬の都大路をかけた県高校駅伝は、大雨の影響で1日から延期され 5日、諫早市の県立総合運動公園にコースを変更して行われました。 女子は諫早が6年連続で頂点に。男子は鎮西学院が連覇を果たしました。
5区間 21.1キロで争われる女子。 優勝候補筆頭の諫早、7年ぶりの優勝を狙う長崎商業など、15チームがエントリーしました。
1区は波乱の展開となります。 諫早の3年生糸瀬 陽菜選手と五島の3年生松本 唯香選手が序盤から並走し、デッドヒートを繰り広げます。 終盤に松本選手が抜け出し、五島が 2位の諫早に30秒差をつけてトップでたすきをつなぎます。
しかし2区に入って、諫早の髙瀬 詩織選手があっという間に逆転。 区間賞の走りで先頭に立つと、その後も3区の増丸 奈央選手、4区の1年生、宮本さくら選手も連続で区間賞を獲得し、後続との差を広げていきます。
アンカーはキャプテンで、先月の国民スポーツ大会にも出場した 森田 そよ香選手。 地元での開催となったことで 応援に駆け付けた全校生徒の前で、6連覇のフィニッシュテープを切りました。
(諫早5区 森田 そよ香選手) 「このチームで6連覇できたことが、すごくうれしい。去年(の都大路)は、あまり思わしくない結果だったので、その悔しさを力に変えてこの1年間、新たに頑張ってきた。 今年は都大路で8位入賞を必ずして、いろんな人に感動を与えられたら」
一方 42.2キロで争われる男子は、30校が出場。 1区は連覇を狙う鎮西学院と瓊浦、長崎日大を中心とした先頭集団が引っ張る展開に。
そこから終盤に抜け出したのは、今年のインターハイ3000メートル障害で8位入賞を果たした鎮西学院の牟田 颯太選手。 2位に26秒差をつけ、トップでたすきをつなぎます。 2区は鎮西学院の百田 好希選手と長崎日大の俵 匠生選手の1年生がいずれも好走。
タイム差はほぼ変わらないまま3区につなぐと、長崎日大は3年生の松本 快斗選手が好走。 区間賞の走りで、鎮西学院との差を縮めます。 しかし、続く4区で鎮西学院は1区・牟田 颯太選手の双子の弟、凜太選手が日大との差を広げると、5区、6区もそのままトップを独走。