かわいい鳥の正体は?注目の雑貨「mamoru(マモル)」シリーズのモチーフは日本の「絶滅危惧種」。作り手の思いを聞きました
『KATOKOA(カトコア)』という、ちょっとめずらしい名前の雑貨ブランドをご存じでしょうか? “毎日の暮らしを楽しく・快適に・心地よく”をコンセプトにしたブランドで、エコバッグなどを販売しています。そんな『KATOKOA』から派生した「mamoru(マモル)」シリーズ。こちら、絶滅の恐れがある日本の生きものたちをデザインし、売り上げの一部が「野生動物保護募金」に寄付される、素敵な商品なのです。 【写真17枚】ポップにデザインされているのは、絶滅の恐れがある日本の生きものたち!「mamoru(マモル)」シリーズの巾着バッグなどを写真で見る
「mamoru(マモル)」との出合いは「ロフト」。
「KATOKOA mamoru」のシリーズを初めて見たのは、生活雑貨店の『ロフト』でした。丁寧に刺繍が施されたトートバッグや巾着ポーチ、カラーバリエーションがたくさんあるのもかわいかったですし、タオルハンカチもありました。 実は個人的に“オオハシ”という鳥が好きで、昔から“オオハシグッズ”を買い集めているのですが、なかなか“オオハシ”をモチーフにしたグッズってないんです。そのため、常にアンテナを張り巡らせているのですが、そのアンテナに写真の“エトピリカ”の巾着バッグやトートバッグが引っかかったのです。 誤解しないでいただきたいのですが、“エトピリカ”と“オオハシ”は“科”も“属”もまったく違う鳥です。しかし、私からすると“こんもりとしたカラフルなくちばしをしている、黒くてかわいい鳥”ということでアンテナに引っかかってきたのです(笑)。 「日本でオオハシグッズが見つかるなんてめずらしい(このときまだ“エトピリカ”と混同中)!」と感心しつつ一緒に並ぶ他の商品にも目をやると……蜂(正式には「ルリモンハナバチ」)や鶴(正式には「丹頂ヅル」)、ふくろう(正式には「シマフクロウ」)や鮭(正式には「ベニザケ」)がモチーフになっていて、明らかにこの“動物”のセレクトには何か意味がある!と思わせるものがありました。 売り場をきょろきょろしているとPOPが置いてあり、この「KATOKOA mamoru」というシリーズは、絶滅の恐れがある日本の生きものたちをデザインを通じて紹介し、売り上げの一部を公益社団法人 日本動物園水族館協会「野生動物保護募金」に寄付すると書いてありました。