【陸上】進化止まらぬ高校生の日本記録保持者たちが世界で躍動 落合晃&久保凛がそろって800m決勝へ /U20世界選手権
◇U20世界陸上競技選手権大会 800メートル準決勝(日本時間30日、ペルー・リマ) 【画像】滋賀学園高3年の落合晃がインハイで“衝撃の記録”を打ち立てる U20世界陸上競技選手権大会の800メートルでは、高校生の日本記録保持者たちが決勝へ勝ち進みました。 女子800メートルでは、予選トップ通過の16歳・久保凛選手(東大阪大敬愛高2年)が準決勝1組目に登場。先月15日に1分59秒93で、19年ぶりに日本記録を更新しました。 久保選手はスタートから先頭でレースを進めると、ラストの直線でアメリカの選手に並ばれましたが、トップは譲らず。0秒01差逃げ切り、2分03秒00で予選に続き全体トップでの決勝進出を決めました。 さらに男子800メートルでは、準決勝3組目に18歳の落合晃選手(滋賀学園高3年)が登場。先月31日の高校総体(インターハイ)ではこれまでの記録を1秒近く更新する、1分44秒80の日本記録を打ち立てました。 ケニアの選手を追い2番手でレースを展開。1分48秒26の組2着に入り、決勝へ駒を進めました。また1組目に登場した17歳の吉澤登吾選手(桐朋高3年)は1分52秒86で組7着となり、準決勝で敗退となりました。 2人は5月の静岡国際陸上で久保選手が2分03秒57と従来のU18日本記録を18年ぶりに更新。同じ大会で落合選手は1分46秒54でU20日本新記録・高校新記録でフィニッシュ。 その後も、勢いそのまま両者は6月の日本選手権を制覇。日本記録を背負う高校生となりました。 決勝は翌31日に予定されています。