小堂利奈「腹をくくって戦った」因縁の相手破り個人組手V 全日本空手道選手権【山崎照朝コラム】
◇コラム「撃戦記」 全日本空手道連盟が主催する第52回全日本選手権が7、8の両日、東京都内で開催された。注目の個人組手では、男子が嶋田力斗(全空連推薦)、女子は小堂利奈(京都)がそれぞれ優勝。団体組手は男子が岐阜、女子は京都が制した。 団体、個人の2冠を達成した小堂が、個人決勝で対戦した崎山紬(香川)は、高校時代に苦汁をなめさせられた因縁の相手。念願の優勝に涙を拭いながら、「今日の相手には高校の時に悔しい思いをした。積極的に仕掛けて、腹をくくって戦った」。最後は満面の笑みで、声援に応えた。 会場は3階までファンで埋まった。コロナ禍で無観客だったり、選手や関係者の身内だけに入場を制限した時期を経て、平常に戻っての開催に成功し、関係者も安堵(あんど)した様子だった。 その他の優勝者、団体は次の通り。 ▽個人形=男子・西山走(大分市消防局)、女子・東佐江子(全実連)▽団体組手=男子・岐阜、女子・京都▽団体形=男子・全空連推薦、女子・国士舘大
中日スポーツ