マイナ保険証、70%の医療機関でトラブル 「有効期限切れ」も…ナゼ 従来の保険証が“助っ人”に?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
これまでの健康保険証は2日から新規で発行されなくなり、マイナ保険証への本格移行が始まりました。医師10万人以上が加盟する団体の調査では、全国の約7割の医療機関でトラブルや不具合が発生。対処する上で、従来の保険証もまだ役立つかもしれません。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「マイナ保険証 トラブルどう回避?」をテーマに解説します。
■都内の薬局、使っている人は約5%
富田徹・日本テレビ解説委員 「2日から健康保険証がマイナ保険証に本格的に移行します。都内の薬局ではこの日、窓口でスタッフが『マイナ保険証を持っていますか?』と声を掛けていましたが、使う人は5%程度にとどまっているそうです」 鈴江奈々アナウンサー 「ちょっとわかる気がします。最近まで私もマイナンバーカードを持ち歩いていなくて、持つだけでドキドキします。保険証としてまだ使っていないので、どう使っていいかわからないです」 富田解説委員 「これまでのカードの健康保険証は、2日からは新規に発行されなくなりますが、使用に関しては猶予期間があります。会社員などが持っている保険証の場合には、来年12月1日までの1年間は今までと変わらず使うことができます」 「一方で国民健康保険などの場合には、保険証に書かれている有効期限までの間は使うことができます」
■別の医療機関での診察履歴を確認
富田解説委員 「マイナ保険証はどう活用されているのでしょうか。神奈川・川崎市の眼科では初診の方が、受付でマイナンバーカードを取り出しました。マイナ保険証を使うことで、これまでの聞き取りやデータ入力などはなく、カードをかざすだけで受付が終了しました」 「さらに、患者の情報が医師のパソコンに直ちに表示されます。患者の同意を得て別の医療機関での診察履歴なども確認できます」
■マイナ保険証を使うメリット
富田解説委員 「ほかにも、別の病院で処方された薬の情報を、お薬手帳なしでも医師に伝えることができます。さらに救急搬送の時、マイナ保険証を端末で読み取ることで、症状が重い患者さんたちが自ら説明する負担を軽減でき、搬送先の病院選びもスムーズにできます」 斎藤佑樹キャスター 「こういうことができるととても使いやすいですし、移行していくのも楽しみになりますね」