兵庫・井戸知事が会見 15日から休業要請(全文3完)ネカフェ難民支援にも対応
休業要請先への支援はどう考えているのか
神戸新聞:神戸新聞です。先ほどのお尋ねにあった質問と関連するんですが、休業要請先への支援なんですけど、今はまだ検討の最中だとおっしゃっておられるんですが、先ほどもご発言があったように、大阪との協調姿勢は維持するというふうなお話だったんですが、先ほど大阪のほうの発表のほうで、発表というか、大阪のほうの意向として、政府が用意する給付金の拡充などを大阪のほうは考えているようだというようなお話があるんですが、その辺りについて、ちょっと細かいんですけど、知事として現時点でどのようにお考えなのかというのを。 井戸:1兆円を増やしていただければ、それはそれに越したことはありませんけれども、政府は108兆円の対策、もうリーマンショックの倍以上の対策を行うということになるので、なかなかこれ以上の、現時点で、充実というのは難しいのではないかと、こうおっしゃっておられますが、状況がどう変わるかによって、この種の対策は変化しなくてはならないでしょうから、そういうような状況下において要請をしていくということはありうると思います。 ただ、今要請して、はい、分かりましたというような環境ではないと思っています。それよりも、その交付金をいかに有効に感染症対策、医療の体制づくりや経済対策などにどう活用していくかということが今は問われているのではないかと思います。その中の1つとして、ぜひ協力者に対する対応として認めていただきたい。認めていただけないと、まったく単独で財源を用意しなきゃいけませんから。これはなかなか、できたとしてもそう大きな規模にならないということになりかねませんので、交付金の対象事業にぜひ、われわれが検討しているような事業を国には認めていただくような働き掛けをしっかりしていく。今は認めてくれるかどうかがまだ明確ではない、そういう段階ですので、要請をきっちりしていかないといけないと思っています。