衆院選公示 京都5区に4人立候補、議席獲得めざし舌戦開始
第50回衆議院議員選挙が15日に公示された。京都府福知山市を含む府北部7市町が選挙区となる京都5区(定数1)には、日本維新の会新人の道本隆也氏(49)、自民党前職の本田太郎氏(50)、共産党新人の山内健氏(56)、立憲民主党元職の山本和嘉子氏(56)の計4人が立候補した=正午現在、届け出順=。各候補者は、届け出を済ませたあと、福知山や舞鶴の選挙事務所前などで、第一声を上げてから選挙カーに乗り込み、街頭に飛び出した。投開票は27日。 衆院選は、2021年10月以来3年ぶり。今回選は、石破茂首相の就任から8日後の解散、26日後の投開票となり、いずれも戦後最短となる。自民党派閥の裏金疑惑を受けた「政治とカネ」問題への対応、物価高対策を含む経済政策を主な争点に、与野党が舌戦を繰り広げる。 4人が立った京都5区の前回選は、本田氏が厚い保守地盤を固め、野党候補たちを引き離し、次点の山本氏に2倍の得票差をつけて2選を果たした。今回は、自身初の小選挙区勝利を再びめざす立憲の山本氏、初めての選挙戦に臨む維新の道本氏、4度目の挑戦となる共産の山内氏の3人が、3選を狙う自民の本田氏に挑む構図となった。 人口減少や就農者不足、度重なる水害への対応など、府北部では課題が山積するなか、4人の候補者は何を訴えていくのか。支持拡大を図り、一つしかない京都5区の議席を争う。