「自分の時はこれぐらいしていた」 京都大教授をパワハラ・アカハラで停職処分
京都大は25日、部下の教員に対するパワーハラスメントや、指導する学生にアカデミックハラスメントをしたとして、複合原子力科学研究所の教授を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。 【写真】教授に停職1カ月の懲戒処分を行った京都大学 処分は24日付。京大によると、教授は2022年11月から23年12月までの間、教員に対し、長時間勤務を強いる業務を断続的に指示し、教員から「仕事量が多い」と訴えられたにもかかわらず、改善しなかったという。学生に対しても指導の範囲を超える多量の実験作業を強いたとしている。 昨年12月に被害を受けた双方から大学側に申し立てがあり発覚した。教授は教員が訴えた過重な仕事量について「自分の時はこれぐらいのことをしていた」と主張し、学生への行為に対しては「論文や研究に役立つと思った」と話しているという。