GDO編集部が選ぶ2024年の10大ニュース<海外男子編>
6位:大西魁斗が米下部ツアーVで昇格切符
大西魁斗が6月の米下部コーンフェリーツアー「UNCヘルス選手権」で2004年の今田竜二以来の日本人優勝を飾った。4打差4位スタートから「66」で逆転し、参戦2年目での初優勝となった。 ポイントランク100位だったルーキーシーズンは22試合で12回の予選落ち(棄権1回)と苦しんだ。今季は優勝を含めて3度のトップ10入り。ランク25位で上位30人に付与される来季PGAツアーの出場権を獲得した。
5位:藤田寛之が全米シニアOPで2位惜敗
藤田寛之がロードアイランド州ニューポートCCで行われた7月「全米シニアオープン」で頂点に肉薄した。2打差首位から出た最終ラウンドが途中で悪天候により順延。残り8ホールからの再開で3打のリードを追いつかれ、リチャード・ブランド(イングランド)とのプレーオフに突入した。 18番を繰り返すサドンデス方式までもつれ、2ホール目で敗れた。2013年「全米シニアプロ」を制した井戸木鴻樹に続く日本勢2人目の米シニアメジャー優勝とはならなかったが、10月のプレーオフシリーズ最終戦に進んで来季フルシードを獲得した。
4位:シェフラーが年間王者&パリ五輪で金
スコッティ・シェフラーがシーズン7勝で初の年間王者に輝いた。3月「アーノルド・パーマー招待」で今季初優勝を飾ると、翌週「ザ・プレーヤーズ選手権」で大会史上初の連覇を達成。4月のメジャー「マスターズ」でも2年ぶりの2勝目を挙げた。 1983年以降、1シーズンで7勝以上したのは史上3人目で、2007年のタイガー・ウッズ以来17年ぶり。年間獲得賞金2922万8357ドル(約42億6734万円)は史上最高額になった。8月「パリ五輪」では金メダルも獲得。3シーズン連続で最優秀選手賞(ジャック・ニクラス賞)を受賞した。
3位:星野陸也が欧州VでPGAツアーへ
星野陸也が2月「コマーシャルバンク カタールマスターズ」で欧州ツアー初優勝を飾った。サンデーバックナインで一時は2人に首位で並ばれる混戦を制し、日本勢として青木功、松山英樹、久常涼に続く4人目の欧州ツアー優勝者となった。 気胸による離脱もありながら、今季26試合をプレー。年間ポイントランキング上位10人(有資格者を除く)に付与されるPGAツアー出場権を9番目で確保し、獲得賞金は126万2743ユーロ(約2億円)に上った。