韓国・軍人同士の結婚、異動続きで10年間「週末夫婦」…妻の「離婚通告」は妥当か
【12月04日 KOREA WAVE】軍人として10年間にわたって週末だけ一緒に過ごしてきた韓国の夫婦が注目を集めている。夫が突如、離婚を通告されたのだ。YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談室」で取り上げられた。 それによると、夫婦はともに軍の将校だった。夫は当時、少佐昇進を控えた大尉で、妻は昇進したばかりの中尉。夫は結婚後も異動が続き、2人が一緒に住む機会はほとんどなかった。子どもたちが幼いころ、妻は駐屯地の官舎で子どもたちを育て、夫は平日は他地域で勤務し、週末だけ自宅で家族と過ごした。 しかし、妻がある日、「子育てが負担だ」と不満を漏らしたため、その後は夫が平日に子どもたちを世話して妻は週末だけ家族と過ごすようになった。この生活は2年間続いたが、次第に妻は家に戻ることが減り、親族とも疎遠になった。そして、突然、協議離婚を申し出た。夫は説得に努めたが、「10年の別居で関係は終わった」と拒絶された。 妻は週末の訪問も「面会に過ぎない」と説明したという。 チョ弁護士は「職業柄、別々に住むことは珍しくないが、それだけで離婚理由として認められるわけではない。夫婦が経済的・生活的に共同体を形成していた証拠を集めることが重要だ。夫婦関係の修復の努力を続け、裁判所に再建可能性を示すことが離婚請求を退ける鍵になる」と助言した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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