【WWE】新星ティファニー・ストラットンがナイアを裏切って新女子王者! 半年待ってMITB権利行使
WWEの新星ティファニー・ストラットン(25)が、「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」の権利を行使して、新WWE女子王者となった。 【写真】ナイアにプリティストムーンサルトエバーを決めるティファニー 昨年7月のMITB女子ラダーマッチを制して、いつでもどこでも最高峰王座に挑戦できる権利を獲得。権利書の入ったブリーフケースを手に、キャッシュイン(権利行使)のチャンスをうかがってきたが、仲間のナイアが王者だったため、半年も権利行使には至らないままだった。 3日(日本時間4日)のスマックダウン(アリゾナ州フェニックス)では、王者ナイアがWWE女子タッグ王者ナオミの挑戦を受けた。ナイアにはキャンディス・レラエ、ナオミにはタッグ王者のビアンカ・ベレアが就いたが、王座戦は激闘に。セコンド2人も場外で乱闘となる中、コーナー2段目からの雪崩式パワーボムを狙う王者を、ナオミが切り返してマットに叩きつけた。 両者ダウンとなったところで、ティファニーがレフェリーとともに登場。キャッシュインと思いきや、なぜかレフェリーに一撃をくらわせると、リング内のナオミもブリーフケースでぶん殴った。最後はナイアがバンザイドロップでナオミを粉砕。王座防衛に成功した。 ティファニーはこれまで通り、ナイアの援護に回った格好。王者の手を上げると、ビアンカがリングに上がったことをナイアに知らせた。ナイアは遺恨のあるビアンカに襲いかかり、再びコーナーに上がってバンザイドロップの体勢に入った時だ。ティファニーはナイアの背後から、ブリーフケースで裏切りの一発。さらに仲間のキャンディスもコーナーに叩きつけた。 ここでビアンカが得意の怪力を生かして、ナイアの巨体をKODでマットに打ちつけた。ティファニーはすかさずビアンカを場外に排除すると、レフェリーにブリーフケースを手渡してキャッシュインを宣言だ。ゴングが鳴って大歓声を受けたティファニーは、三段跳び月面弾「プリティストムーンサルトエバー」で華麗に宙を舞って、ナイアを圧殺。見事に3カウントとベルトを奪ってみせた。 25歳のティファニーにとってこれがもちろん、初の最高峰王座獲得。元体操米国代表は周囲の空気を全く読まない強心臓の持ち主だが、ここ一番で、共闘してきた王者をまんまと裏切ってみせた。バックステージでもインタビューに「これが〝ティッフィータイム〟よ」と笑顔で語った。 CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは自身のX(旧ツイッター)に新王者を祝福する画像とともに、「幸運は大胆な者に味方する。今夜のティファニー・ストラットンは思い切り大胆だったね。新しいWWE女子王者に祝福を」と投稿。MITB制覇から半年かけ、見事な戦略でベルトを奪った新星をたたえていた。 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。
東スポWEB