松本まりか、SNSの長文投稿に込めた“24年分の思い”「私は簡単な言葉で片付けられない」
デビュー24年、近道は考えなかった
現在放送中のABCテレビ・テレビ朝日系『ミス・ターゲット』(毎週日曜22:00~)で、ゴールデン・プライム帯連ドラ初主演を飾った松本まりか。「15歳でお仕事を始めて、思うようにできてこなかったという24年分の思いや経験があるから、一つひとつのお仕事をいただけることは、当たり前ではない」――そう語る松本にとって初めてのこのポジションは「じんわり、感慨深い」喜びがあるという。 【写真】松本まりか シースルーブラウス×フリルスカートの撮り下ろしカットほか(全9枚) 松本演じる結婚詐欺師・朝倉すみれが本気の婚活を始め、それを機にジレンマだらけのラブストーリーが繰り広げられていく今作。27日放送の第2話では、自分の幸せのカタチを肯定され、村松宗春(上杉柊平)に興味を抱いた朝倉すみれ(松本まりか)は、「あなたの幸せ、どんなものか見てみたいんです」と宗春に告げ、再び会う約束を交わす……という展開に。 今回のインタビューでは、改めてゴールデン・プライム帯連ドラ初主演の喜びと共に、今作のテーマの一つでもある“幸せ”を感じること、そして度々話題を呼ぶSNSの長文投稿に込められた思いについて話を聞いた。
■「近道しようと思ったことはありません」 15歳で女優デビューを果たし、24年後につかんだ、ゴールデン・プライム帯連ドラ初主演。ドラマ発表時に「『ことの大きさ』が如何なるものか、よく理解をしているつもり」とコメントしていた松本に、改めて大役がめぐってきた心境を聞いた。 「『わーい』という喜びではなくて、じんわり、感慨深いというか。『そういえば、夢見ていたな』と思い出しました。20年以上前に思い描いてから時間がかかったけど、こうやって巡ってくるものなんだなって。『連ドラの主演がやりたい』と、目標に掲げ続けてきたわけじゃないんです。『思い返せば、そういえば』というぐらいで。若いうちから主演を張れる俳優さんもいる中、私はここに至るまでに24年かかってしまいましたが、近道しようと思ったことはありません。自分に足りないものや未熟なものを知って、人を知って、世の中を知って、ぶつかって。かけがえのない経験ができた24年でした。ここがゴールだとは思ってはいませんが、ただ自分に必要なものを追い求めてやっていたら、『ゴールデン・プライム帯連ドラ初主演』という場所にもたどりつくんだなと、そんな感慨深さがありました。もっと早くたどりつける道もあったかもしれないけれど、甘んじなくてよかった、変な道にそれなくてよかったと思います」