2児の母「相武紗季」が語る“夫婦円満”の秘訣 「主人には家の中でも働きまくってもらっています(笑)」
現在、2児の母として、育児をしながらドラマやバラエティー番組などで活躍する女優の相武紗季さん(38)。そんな相武さんに女優業と育児との葛藤、夫と今でも夫婦円満でいられる秘訣などを聞いた。 【写真】想像を超える美少女…高校生の相武紗季さんはこちら * * * 「今は8割くらいが育児・家事、残りが仕事や自分の時間です」 17歳でデビューしてから女優として着実にキャリアを積み上げてきた相武さんだが、現在は子育て中心の生活を送っているという。 「6歳の息子は素直でまっすぐ、3歳の娘は器用なタイプです。全然違いますね。お兄ちゃんが結構破天荒というか、いろんなことをやって怒られているので、下の子はそれを横でじーっと見ながら、『あれはダメなんだ、じゃあやらない』って勉強してますね。賢く育ってます(笑)」 子どものことを楽しそうに話す相武さんだが、子育てを始めた当初は「常にもどかしくてイライラしていて怒ってばかりでした」と振り返る。 「自分の子なのに考え方も価値観も全然違っていて。言うことを聞いてくれないし、自分の思い通りにならなくて、『なんでお行儀よくできないの』『毎日毎日言ってるのになんでできないの』とかって言っていました……。生まれて数年でそんなことできるはずないって頭ではわかっているんですけど、抑えられなくて」
■「この子は私と同じ感覚で生きてない」 しかし、次第に自身の心との付き合い方がわかるようになり、感情的に叱ることもなくなってきたという。「自分と子どもは違う人間なんだって考えられるようになりました」と話す。そのことを強く意識させられたのは、長男が3歳のときに起こしたある出来事だったという。 「泳げないのに、浮輪もつけず、プールに飛び込んだんです。上半身ビショビショになりながら必死に引き上げたんですけど、そのときに『この子はどういう気持ちなんだろう』って考えて。それだけでも衝撃だったんですけど、1カ月後にまた同じことをやったんです。一度溺れかけているのに。そのときに『あっ、この子は私と同じ感覚で生きてない』って強く感じました」 それから、子どもへの向き合い方を考え直したという。 「教え方をイチから変えないといけないと思ったんです。この子を育てるには、私の感覚だけに頼っていてはダメなんだなって。感情的に怒るんじゃなくて、たとえば、YouTubeの動画を使ってみたり、ときには一度失敗を経験させたりしながら、どういうことが起こってそれがどんなに大変なことかっていうのをしっかり教えないと息子には伝わらないんだなって。そうした出来事が何度もあるので、今では子どもたちの言動を少しずつ受け入れることができている気がします」