コーリー・ゲインズ氏が女子日本代表新ヘッドコーチに就任「私たちが世界に何を⾒せられるか興奮しています」【バスケ】
3月より女子日本代表専任になると発表
1月10日、日本バスケットボール協会は女子日本代表の新ヘッドコーチにコーリー・ゲインズが就任すると発表した。男子日本代表のアソシエイトコーチでもあるゲインズコーチは、2月まで男子の活動に帯同し、3月より女子日本代表専任になる。 ゲインズコーチは選⼿時代、⽇本、そしてNBA を含む海外のトップリーグでプレー。ヘッドコーチとしてもWNBAフェニックス・マーキュリーを優勝に導いた経歴を持っています。日本代表では、2016年に⼥⼦⽇本代表のアドバイザリーコーチに就任。2022年からは男⼦⽇本代表のアソシエイトコーチとして、FIBA ワールドカップ2023、パリ2024オリンピックなどでトム・ホーバスHCと共にチームを⽀えてきた。 協会を通じてゲインズ新HCは、「達成できないことはないと固く信じています。私たちが世界に何を⾒せられるか興奮しています」と発表。同様に三屋裕⼦会⻑からは、経験を生かして導いてくれるはずとコメントを発表している。 ■⼥⼦⽇本代表 コーリー・ゲインズ ヘッドコーチ 「バスケットボールをプレーするために来⽇したとき、私の⼈⽣は⼀変しました。10年以上前、私は世界の⼥⼦バスケットボールに対する⾒⽅を変えることを⽬指しました。そして今、⽇本を代表するということの本当の意味を再発⾒し、正しい道に戻る準備が整いました。私は、このチームが再び偉⼤さを取り戻す旅に参加できることを⼤変光栄に思い、誇りに思います。前途は多難ですが、共に達成できないことはないと固く信じています。私たちが世界に何を⾒せられるか興奮しています」 ■公益財団法⼈⽇本バスケットボール協会 三屋裕⼦会⻑ 「ゲインズヘッドコーチは、世界のトップリーグで選⼿として指導者として経験を積みさらに男⼥での⽇本代表コーチ経験を持ち、⽇本⼈の特徴も熟知しています。その経験を⽣かし、世界で結果を出せる⼥⼦⽇本代表を作ってくれると信じています」 新ヘッドコーチ:コーリー・ゲインズ Corey Yasuto Gaines 生年月日 :1965年 6 月 1 日生(59歳) 出身地 :アメリカ・ロサンゼルス 出身校 :ロヨラメリーマウント大学 (アメリカ) 経歴 アメリカと日本、男子チームと女子チームの両方でコーチを務めてきた豊富な経験の持ち主。プレーヤー時代はニュージャージー・ネッツをはじめ、NBA5 チームでキャリアを積み、通算80 試合に出場。1997-98 シーズンはジャパンエナジー・グリフィンズに入団し、日本リーグでプレー。同じシーズン、トム・ホーバス男子日本代表ヘッドコーチもトヨタ自動車ペイサーズでプレーし、旧知の仲である。現役最後の2003-04 シーズンは田臥勇太選手(現・宇都宮ブレックス)やデニス・ロッドマン氏(元シカゴ・ブルズ 他)と同じABA(アメリカ独立リーグ)のロングビーチ・ジャムでプレーをしながら、兼任アシスタントコーチとして指導者の道へ。2006年からWNBA(アメリカ女子プロリーグ)フェニックス・マーキュリーのアシスタントコーチを経て、翌シーズン途中よりヘッドコーチに昇格。1年目の2007 年と2009 年にはWNBA 優勝へ導いた。 2013年からNBAフェニックス・サンズのアシスタントコーチに就任。八村塁選手(現・ロサンゼルス・レイカーズ)が日本人として初のドラフトでワシントン・ウィザーズに入団した同じ2019年、奇遇にもアシスタントコーチとして迎えられ、2021年まで同じチームで過ごす。2021年よりトム・ホーバス男子日本代表ヘッドコーチが誕生し、2022年から同アソシエイトヘッドコーチとして来日。2023年アジア競技大会(中国・杭州)ではヘッドコーチとして男子日本代表を率いた。女子日本代表との関わりも強く、リオ2016オリンピックへ向けたアドバイザリーコーチとして幾度も来日し、主にオフェンスを伝授。日本人の祖母を持ち、男女日本代表に長く携わり、日本の特徴を熟知している。