音楽イベントで“落雷”……テントも危ない? 地面を伝わる「地電流」か もしもの時の「雷しゃがみ」【#みんなのギモン】
■地面を伝わって感電する「地電流」
富田解説委員 「というのも、側撃雷なら燃えたはずのテントが焦げていない、皆さん下半身だけケガをしているという特徴から、今回は『地電流』が起きた可能性があるということです。地電流は、落ちた雷が地面を伝わってきて人に感電するものです」 「今回は木に落ちた雷が地面を伝わってテントの中にいる人に感電した可能性があると考えられています」 森アナウンサー 「雷が鳴ったらとにかく屋内に避難するというイメージはあったんですけど、テントの中も安全じゃないということなんですね?」 富田解説委員 「小林教授によると、安全じゃないといいます」
■カサ、自転車…落雷リスクが高いのは?
富田解説委員 「他にも雷について、小林教授に聞きました。カサは安全でしょうか?」 森アナウンサー 「金属でできていますし、高くもなるので危ない気はします」 富田解説委員 「イメージ通りです。小林教授によると、もってのほか。できるだけ姿勢を低くして、雷を避けてほしいといいます」 「では、自転車に乗っている状態と降りている状態、どちらが落雷のリスクが高いか。これもカサと同じで、姿勢を低くする方が安全なので降りた方が落雷のリスクは下がります」 鈴江アナウンサー 「とにかく高さを下げるということですね」 富田解説委員 「子どもを抱っこしているとどうなのか。子どもの背丈よりも大人の方が高いので、ケースバイケースではありますが、大人の方が落ちやすいため抱っこしない方がいい。ただ、何よりも子どもがいるようなら、雷が鳴り始めたら早めの避難が一番いいとのことです」 「公園のあずま屋や屋根つきの場所に避難するのはどうだと思いますか?」 鈴江アナウンサー 「雨宿りしたくなって、ついつい入ってしまいそうですけど…」 富田解説委員 「これもかえって危険だということです」 森アナウンサー 「雷が鳴ったら、公園なら避難してしまいます…」 鈴江アナウンサー 「だいたい、雨ザーザーになりますからね」