【有馬記念・日曜追い】美浦でアーバンシック、白毛馬ハヤヤッコなどが追い切り消化 慎重な陣営も…
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 中央競馬の年末を彩る祭典・有馬記念を7日後に控えた15日、美浦トレセンでは出走予定の各馬が時計をマークするなど意欲的に調整された。
アーバンシック
菊花賞馬アーバンシック(牡3・武井)は、坂路で単走の追い切り。4ハロン52・1ー38・4ー12・4秒をマークする迫力満点の走りで、さらなる上積みを感じさせた。 武井調教師は「良かったんじゃないかなと思います。自分から走っていたし、折り合いも問題なかったですね。しまいはもう少し自分から行ってくれれば良かったですが、促したらしっかり反応していますし、特に言うこともなく順調です」と満足げに振り返りつつ、「見た目がだいぶパワフルになりましたね。もともと(馬体に)メリハリがあったけど、よりメリハリが出てきたな…と」。一戦ずつ、着実に成長をうかがわせている。
スターズオンアース
昨年2着のスターズオンアース(牝5・高柳瑞)は坂路で古馬1勝クラスと併せ馬。素軽い走りで4ハロン54・6ー39・8ー12・2秒をマークして、ラストは脚いろ優勢で先着した。 高柳瑞調教師は「動きは良かったと思います。1週前から状態は上がっている感じはあります。昨年と臨戦過程は違いますが、今年もいい状態で出せそうですね」と状態には好感触だ。
ローシャムパーク
米GⅠブリーダーズCターフ2着からの参戦となるローシャムパーク(牡5・田中博)は坂路で1本目に1ハロン14秒台のキャンターを乗られたうえで、2本目に単走追い。躍動感十分のフットワークで4ハロン53・1ー38・1ー12・2秒で駆け抜けた。 田中博調教師は「少しはみ出ていますが、コントロールが利いている感じかなってところです。コンディションはいいですが、体の傷みが今回はきつかったので。そのへんは調教強度を上げながらですが、良くなってきているのかな…という印象です。ただ、まだ(傷みは)取り切れていないですし、今日やったことで上向いてくれると思っています」と慎重な姿勢で近況を伝えた。